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ふたご座流星群、13日〜16日朝にピーク

冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」が13日夜から16日朝にかけてピークを迎える
今年は月明かりの影響が出るため、深夜から明け方が見頃となりそうだ
 
ふたご座流星群は毎年12月に観測され、流星数の多い流星群として知られる
晴天に恵まれれば1時間に15〜20個、条件の良い場所では50個以上の流星を見られる
 
最大の見頃は14日午後8時頃と予想されているが
各日とも月の位置が低くなる午後10時以降が観測に適しているという

2010年12月12日 01時38分 提供元:読売新聞

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N700系床下に車載カメラ、雪害状態チェック

雪害を減らすため、JR東海は今季から、最新型の新幹線N700系車両の床下に車載カメラを本格設置する
雪の舞い上がりや床下への付着状態をチェックし、雪が増えてくると速度を制限する仕組みだ
床下の雪の塊が高速走行中に落下すると
線路の石が猛スピードで跳ね上がって車体などを傷つける危険性があるためで
2011年度末までに、全体の約6割にあたる50編成に装備する計画だ
 
新幹線は開業以来、岐阜県・関ヶ原付近の雪で被害を受けてきた
駅で車両に付いた雪をはたき落としたり、線路脇に水をまいて雪が巻き上がらないようにしたりしてきたが
今季からさらに対策を充実させることにした
 
カメラは、N700系(16両編成)の16号車の床下に付ける
撮影した映像は運行を管理する新幹線総合指令所に無線通信などで送り、雪の状態を確認する
車両のほか、京都―岐阜羽島間の地上にも計3か所、カメラを取り付ける

2010年12月01日 07時59分 提供元:読売新聞
タグ:交通 新幹線

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国際宇宙ステーション、飛行士滞在が10周年

地上400キロ・メートルに浮かぶ国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙飛行士の滞在が2日、10周年を迎えた
日米露など15か国による国際宇宙開発の象徴となったISSは
2020年まで運用継続が決まっており、来年5月からは古川聡飛行士が長期滞在する
 
ISSは1984年、当時の米レーガン大統領が建設を提案した
旧ソ連の崩壊で宇宙ステーション「ミール」計画を維持できなくなったロシアも93年に合流98年に建設が始まった
2000年11月2日に宇宙飛行士3人の滞在が始まり、09年からは6人態勢に増員された
 
09年から10年にかけてISSで約半年生活した野口聡一飛行士は2日
「これまでの10年で科学実験の成果や教育啓発活動の影響は世界中に広がった。この先の10年に向け、成果をさらに高めていくように努力したい」とのコメントを発表した
タグ:科学 宇宙

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観測史上で最遠、131億光年離れた銀河を発見

地球から約131億光年離れた銀河を発見したと、欧州の研究チームが発表した
 
日本の「すばる望遠鏡」(米ハワイ島)が見つけた129億光年のかなたの銀河よりも遠くにあり
観測史上、最も遠い銀河になる
遠い銀河ほど誕生時期も古く、宇宙誕生から6億年以内にできたという
詳細は21日付の英科学誌ネイチャーに掲載された
 
この銀河は2009年にハッブル宇宙望遠鏡による観測で見つかった
研究チームは、南米チリの超大型望遠鏡(VLT)を使って銀河から出る光を分析し
約131億光年離れたところから出た光であることを突き止めた
 
この銀河が最古の銀河の一つである可能性を指摘していた愛媛大学の谷口義明教授は
「銀河誕生の瞬間に手が届きつつあることを示した画期的な成果だ」と話している

2010年10月21日 12時07分 提供元:読売新聞

タグ:天文 銀河

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太陽系外の惑星の中で、最も地球に似た惑星が発見された
生命の生存に適した条件を備えていると考えられる
米カリフォルニア大などの天文学者が29日、専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表した
 
この惑星は、地球から20光年の距離にある小さな恒星「グリーズ581」の周りを公転している
恒星のわずかなふらつきをハワイの望遠鏡で11年間観測し、惑星の存在を割り出した
 
この恒星系には惑星は少なくとも6個あるが、新たに見つかった惑星は恒星との距離がちょうどよく
水が液体の状態で存在していると推測される
片面だけが常に恒星の方を向いており、気温は70度〜零下30度の間という
地球の3倍の質量で、重力も適当なため大気も保たれていると考えられ
これまでに見つかった約500の系外惑星の中で、最も生物の生存に適している

2010年09月30日 11時21分 提供元:読売新聞
タグ:天文 宇宙

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完全養殖ウナギ、2世代目も稚魚に…量産へ前進

世界で初めて「完全養殖」に成功したニホンウナギが、2世代目も順調にシラスウナギ(稚魚)まで成長した
水産総合研究センター(本部・横浜市)が発表した
 
同センターは「ウナギを量産化する目標に一歩近づいた」と話している
 
シラスウナギは、成魚と同じ体形になった段階
通常の養殖は、シラスウナギを捕獲して成魚まで育てる
卵からシラスウナギに育つまでの段階は、飼育が難しかった
 
同センターの志布志栽培漁業センター(鹿児島県)で今年3月
完全養殖したウナギから卵と精子を採取し人工授精させた
数日で孵化し、稚魚になる前の段階の「仔魚」約1000匹が成長中
このうち30匹が、8月中にシラスウナギまで成長した

2010年09月01日 22時56分 提供元:読売新聞

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マリー・アントワネット、身長は154センチ

フランス王妃マリー・アントワネットの身長は推定約1メートル54で
当時の平均身長より2センチほど高かったことが
山梨県甲州市の歴史研究家、矢崎勝巳さんの解析でわかった
 
肖像画の眼裂幅(目の横幅)などを手がかりに計算した
歴史を楽しむ手法として日本人類学会などで発表した
 
矢崎さんは、写実的に描かれたアントワネットの肖像画の眼裂幅と、手にしている本のサイズを正確に測定
それぞれから上腕骨(二の腕の骨)の長さを割り出し
上腕骨の長さと身長の相関を表した「ピアソン式」にあてはめた
 
肖像画の眼裂幅は4ミリで、当時のフランス人女性の平均眼裂幅と肖像画の縮尺を考慮し
上腕骨の長さを30センチと推計
 
ピアソン式で計算し、身長は約1メートル54となった
 
また、肖像画に描かれた本の縦の長さは2・1センチ
当時フランスで出版されていた定型サイズの本の長さ18センチなどをもとに計算すると
上腕骨の長さは眼裂幅から推計したのと同じ30センチだった

2010年08月18日 03時05分 提供元:読売新聞

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豊かな日本近海、生物種の数で世界トップ

世界の海洋生物を調査する国際プロジェクトの結果が3日発表された
日本近海の生物種数は3万3629種で、世界の25海域の中で最も多様性に富んでいることがわかった
 「海洋生物のセンサス」と呼ばれる調査で、13か国・地域の研究者約360人が参加
過去の報告などを基に海洋生物のデータベースをつくり
熱帯から極域まで世界の沿岸主要域を25海域に分けて調べた
世界の海に約23万種の生物が生息していることが確認された
容積では全海洋の1%に過ぎない日本近海に、全海洋生物種の約15%が生息
巻き貝やイカ・タコなどを含む軟体動物が8658種で最も多く、カニやエビなどの節足動物が6393種と続いた
 
調査に当たった海洋研究開発機構の藤倉克則チームリーダーは
「流氷が張る北海道からサンゴ礁が広がる沖縄まで環境の多彩さが日本近海の多様性を育んでいる」と話している

2010年08月03日 14時02分 提供元:読売新聞



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全面鏡張りで太陽光はね返す、水星探査機完成へ

2014年夏に水星へ旅立つ探査機の試験機が
相模原市の宇宙航空研究開発機構でほぼ完成して、全面鏡張りの風変わりな機体が姿を現した
 
水星は太陽に最も近い惑星で、地表温度は約450度に上る熱対策が最大の課題で
鏡はその秘密兵器強烈な太陽の光をはね返すことで、計算では鏡の表面を160度
観測機器が搭載された機体内部を60度以下に抑えることができる
 
機体は幅約1・8メートルの八角柱で、翼のような形の太陽電池パネルはない
側面にぐるりと巻かれた3本の黒い帯が太陽電池だ
同じ面ばかりに光が当たって過熱しないよう、機体は回転し続けるが、どの面が太陽側を向いても発電できる
10月には、オランダで熱対策が有効か試験を行う
強烈な光と熱を発する「疑似太陽」を使い、水星と同じ熱に耐えられることを確かめる
成功すれば、実際に打ち上げる機体を来年6月ごろから製造する

2010年07月18日 23時02分 提供元:読売新聞
タグ:探査 宇宙 水星

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クジラ食べるクジラ!肉食恐竜並みの歯とアゴ

南米ペルーの1200万〜1300万年前の地層から、絶滅したマッコウクジラの頭骨化石が見つかった
 
イカなどを吸い込んで丸のみする現生のマッコウクジラと違い
肉食恐竜のような巨大なアゴと歯が特徴で、他のクジラを襲って食べていたと考えられるという
フランス国立自然史博物館などの研究チームが、英科学誌ネイチャーに発表した
 
見つかった化石は頭骨の一部と歯で、頭骨のサイズから、体長は13・5〜17・5メートルと推定される
マッコウクジラの化石では過去最大という
上あごには左右9本ずつ、下あごには11本ずつ歯があり、最大直径12センチ、長さ36センチの歯もあった
海洋文学「白鯨」の作者メルビルの名にちなみ、学名「レビアタン・メルビレイ」が付けられた
 
ペルーの同時代の地層では、過去に巨大なサメの化石も発見されており
当時はこの2種が、海の食物連鎖の頂点に君臨していたと考えられる
研究グループは「この時代には様々なマッコウクジラがいたが、その後の地球の寒冷化に適応できず、現生のマッコウクジラにつながる祖先が生き残ったのではないか」としている

2010年07月03日 12時34分 提供元:読売新聞

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