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マリー・アントワネット、身長は154センチ

フランス王妃マリー・アントワネットの身長は推定約1メートル54で
当時の平均身長より2センチほど高かったことが
山梨県甲州市の歴史研究家、矢崎勝巳さんの解析でわかった
 
肖像画の眼裂幅(目の横幅)などを手がかりに計算した
歴史を楽しむ手法として日本人類学会などで発表した
 
矢崎さんは、写実的に描かれたアントワネットの肖像画の眼裂幅と、手にしている本のサイズを正確に測定
それぞれから上腕骨(二の腕の骨)の長さを割り出し
上腕骨の長さと身長の相関を表した「ピアソン式」にあてはめた
 
肖像画の眼裂幅は4ミリで、当時のフランス人女性の平均眼裂幅と肖像画の縮尺を考慮し
上腕骨の長さを30センチと推計
 
ピアソン式で計算し、身長は約1メートル54となった
 
また、肖像画に描かれた本の縦の長さは2・1センチ
当時フランスで出版されていた定型サイズの本の長さ18センチなどをもとに計算すると
上腕骨の長さは眼裂幅から推計したのと同じ30センチだった

2010年08月18日 03時05分 提供元:読売新聞
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