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始祖鳥は飛ぶのが苦手、羽毛の「芯」強度不足

鳥の祖先とされる始祖鳥の羽毛は飛ぶのに適さず
滑空するのがせいぜいだったとの研究結果を英国などの研究者がまとめ
14日付の米科学誌サイエンスで発表する
 
始祖鳥がどの程度飛べたのかについては議論が分かれていた
英マンチェスター大などの研究チームは
1億4500万年前(ジュラ紀後期)の始祖鳥や
1億2000万年前(白亜紀前期)の孔子(こうし)鳥の化石で、羽毛の芯にあたる「羽軸」を計測
羽ばたいた時、折れ曲がらないよう支えるには、始祖鳥、孔子鳥ともに羽軸の強度が不足すると判断した
 
現代の鳥では太い羽軸が羽毛の真ん中を貫き、かつ体を軽くするため羽軸は中空になっている
始祖鳥の場合は羽軸が細く、中空でなかったとしても、かろうじて滑空に耐えられる程度の強さしかなかった
翼にかかる力を計算すると、羽ばたいて飛ぶのは無理だった
 
研究チームは「鳥がはばたく能力を獲得したのは進化のもっと後の段階だろう」としている

2010年05月14日 09時45分 提供元:読売新聞
タグ: 科学
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