SSブログ

0201

ニホンウナギ、絶滅危惧種…環境省レッドリスト

環境省は1日、国内の河川や湖沼に生息する絶滅の恐れのある魚類の「レッドリスト」改訂版をまとめ、記録的な不漁が続くニホンウナギを、アマミノクロウサギやライチョウなどと同じ絶滅危惧1B類(近い将来に絶滅する危険性が高い)に指定した。
 日本の食文化に欠かせないウナギを守るため、より厳しい漁獲管理などの資源保護が急務となる。
 評価対象の約400種のうち絶滅危惧種は167種に上り、汽水・淡水魚の4割が危機に直面していることが明らかになった。
 新たに危惧種となったニホンウナギは、世界で19種知られているウナギ類の1種で、国内では北海道中部以南に分布する。成魚も養殖用の稚魚も、最近の年間漁獲量は1960年代のピーク時の5%程度に激減。乱獲や開発による生息域の減少、海流変化などが原因とされるが、生態に謎が多く、6年前の前回改訂では「情報不足」とされていた。
 近年の生態研究や漁獲量をもとに、改めて生息数を評価した結果、最近3世代の減少率は7〜9割に上ることから、絶滅危惧種の3ランクの中間にあたる「1B類」に分類した。
 日本は、世界で生産されるウナギ類の約7割を消費する。リストには強制力がなく、漁業が直ちに規制されるわけではないが、水産庁は今後、漁獲制限の強化などで資源回復を目指す。中国や台湾からの輸入量が多く、この中にニホンウナギが含まれているため、同庁は、中国や台湾の水産当局との間で、乱獲を防ぐ協議も活発化させる方針だ

2013年 02月01日 14時21分 提供元:読売新聞

タグ:うなぎ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

1221|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。